寝たきりにならないために
こんにちは
作業療法士の近藤です
「今日は寝たきりにならない為のポイント」について説明したいと思います
ではなぜ、このテーマについて書こうとしたのか
それはリハビリ「作業療法士」の人間としてデイサービスや訪問リハビリなどの介護保険サービスを利用し在宅生活を過ごしている利用者様と関わる中で感じたもの。それは、ちょっとしたリハビリ的な知識があればもっと健康的に元気に自分らしい生活がおくれるのになぁと思ったからです。
今日は、知っておいていただきたい知識として「廃用症候群」とは何?に
ついて説明したいと思います
まず廃用症候群とは何か?
廃用症候群(生活不活発病)とは全身の体や頭の働きの低下をいいます。病気や手術によって安静を余儀なくされた時などに生じやすいですが、自宅で普段通り生活をしていても起こる事があります。
廃用症候群のきっかけは、寝ている時間が増えたり、今までやっていた事が出来なくなったときにおこります。
※例えば今まで掃除・洗濯をしていたがやらなくなった
※友達と毎週食事に出かけていたが、参加しなくなった など
このような刺激や活動的な生活の低下から始まります
また廃用症候群の症状として
①筋力低下
☆ふらつきによる転倒リスクの増加
☆生活動作が困難となる事で介助量増加1 寝たきり傾向
☆関節拘縮のリスク増加
☆心肺機能低下による起立性低血圧
③体力。免疫力の低下
☆感染のリスクの増加
☆誤嚥性肺炎のリスク増加
④刺激の低下
☆一過性の物忘れ
☆せん妄
このような事が生じます
寝たきりにならない為に
~廃用症候群を予防しましょう~
廃用症候群の症状
※廃用症候群の方の死亡リスクは、健康成人の4.1倍まで高まると言われています。
「廃用症候群の予防 体力のおとろえ」より引用
廃用の症状は、風邪等で1週間程度寝ていた場合でも出現する事があります!
廃用症候群の予防
・身の回りの事で、自分で行える事は自分で行うようにする。
・他者との関わりを絶たない。(社会交流を持つ為に外に出る習慣を作る)
・趣味活動や、運動する習慣を作る。
・食事はバランスよく摂取する。
☑ご自宅で寝てばかりいる
☑外出する機会が減っている
このような方がいましたら、デイサービスのご利用をお勧めします
デイサービスでは、他ご利用者さまとの交流つくりや
歩くなどの運動を通じて廃用症候群が予防できます
このような取り組みが健康寿命の拡大にも繋がり、ご病気を持っていたとしても自分らしい生活を送る事が可能になります
ハートピアの森リハビリデイサービスでは、廃用症候群の予防に努めその人らしい生活を取り戻すリハビリに力を入れております
お身体の事、リハビリの事でのご相談はお気軽にお問い合わせください
054-257-6933 リハビリ近藤
ハートピアの森リハビリ訪問看護ステーション