病院退院直後こそリハビリが必要
こんにちは
ハートピアの森リハビリセンターの作業療法士 近藤です。
今回は「病院退院直後こそリハビリが必要」について書きたいと思います。
なぜこのテーマを書こうとしたのか
病院を退院した後に、体を動かす為にも運動が出来るデイサービスに行ってみましょうと
ケアマネージャーさんと話が進み、いざ通ってみよう!となった時によく聞く言葉・・・
「退院したばかりだからしばらく家で安静にしたい」
「退院したばかりで疲れやすいからデイサービスに通う体力がないんだよ・・・」
などというフレーズをよく耳にします。
ご病気や怪我により入院し、退院したばかりだからしばらく安静にしたほうがいい。
とそんな風に思われるのかもしれません・・・
しかし、自宅で安静にしているとどんどん体力も低下し、足腰の筋力も低下してしまい、気力も低下して悪循環になってしまうんです・・・(廃用症候群)
退院直後でまだ本調子でないからこそ、体力を付ける為にもデイサービスに通う事がとても大切なんです。
※出来るだけリハビリ専門職がいるデイサービスをお勧めします。
なぜならお身体の状態を評価でき、無理なく体力をつける方法を知っているからです。
それに、病院に入院している時はリハビリをする時間があったとしてもそれ以外の時間はベッドで横になっている事が多く、実は体力が落ちちゃってるんです^^;
だからこそ、家に帰ってからは出来る限りベッドに横になる時間を極力少なくし、せめて椅子にすわって過ごす時間が大切です。そして起きている時間を増やしていく事で無理なく体力がつくんです。
ここで大切なのはリハビリと聞くと、マシンを使ったトレーニングや歩く練習などがイメージされるかもしれませんが体力の低下が著明で起きているのがやっとという方の場合は、むやみに運動を促すのではなくまずは寝ている時間を減らす事を目的に介入していきます。
実は・・・「椅子に座って過ごす」 これだけでも体力向上の為にとても重要なリハビリになるんです。
もちろん体力の向上に伴い、徐々に歩く時間を増やしたりなどその方に合わせた運動負荷を変えて対応していく事が大切です。
これってリハビリの専門家としてはあたりまえの関わりなんです。
退院後のリハビリのご相談は作業療法士 近藤まで~
次回は、「リハビリ病院との連携の取り組み」について書きたいと思います