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#20 [ケアマネ向け] デイサービスの役割は年齢や介護度で変わるのか

こんにちは、作業療法士の近藤です。
このカテゴリーでは、
生活期支援を考えるうえでの視点を整理しています。
今回は
**「デイサービスの役割は年齢や介護度で変わるのか」**についてです。

1.結論

年齢や介護度は参考指標であり、
デイサービスの役割を直接決定するものではありません。
重要なのは、
生活課題とリスクの内容です。

2.現場でよくある状況

・若年層だからリハ中心でよい
・要介護4だから維持が中心
・要支援だから軽い運動のみ
といった画一的な支援設計が行われることがあります。
しかし実際には、
・転倒リスクの有無
・活動量の低下
・日内変動
・家族介護力
・進行性疾患の予測

などが支援内容を左右します。

3.生活期リハビリの視点

生活期では、
・機能回復を狙う時期か
・維持・安定を優先する時期か
・予後予測に基づく環境調整が必要な時期か

を見極めます。
ハートピアの森では、
機能回復可能な段階では積極的に負荷を設定します。
一方で、
進行性疾患では将来的な変化を見据え、
家族支援や介助方法調整も含めて支援します。

介護度よりも、
生活段階とリスク構造が判断軸になります。

4.支援調整の視点

デイ選択や利用回数検討時には、
・生活動作への転移
・転倒リスク
・活動量の推移
・家族負担
・将来的変化予測

を総合的に確認する必要があります。
年齢や介護度のみでの判断は、
支援の精度を下げる可能性があります。

5.まとめ

デイサービスの役割は、
年齢や介護度で単純化できるものではありません。
生活課題とリスク構造に応じて、
支援内容は変わります。

生活期の支援では、
一つの正解よりも、状況に応じた判断が求められる場面が多くあります。
今回の内容が、
支援調整やサービス選択を考える際の
一つの視点としてお役立ていただければと思います。
以上、近藤でしたっ。