ハートピアの森で働く事になった経緯を教えてください

外科病棟に長く勤務していましたが人工肛門や胃瘻増設、骨折後の自宅退院等、マンパワー不足や退院されてからの在宅生活が心配されるようなケースが多々ありました。認知症の方も多く、入院中のお世話も大変なのに自宅で一緒に生活されているご家族はもっと大変だろうと頭が下がる思いでした。
医療・介護の手が必要なまま自宅退院となる場合、ゆっくりじっくり家族指導をしなければならないところ、病棟勤務では時間に追われるばかりで１人の患者様に関わる時間も限られていました。
ある日、テレビ番組で「訪問看護」の仕事を観る機会があり興味を持ちました。
本来は入院から在宅まで継続して看ていけるのが理想です。もどかしさを感じながらそれなりの年齢になり、病院勤務から離れる事を決意。
違う勤務地でも状態は同じでした。そんな中、偶然にも自宅近くに訪問看護ステーションが立ち上がる事となり縁があって働かせて頂く事となり今に至ります。

Q.訪問看護師（リハビリ）としてやりがい、エピソードを教えてください

訪問看護師の１番のやりがいは、目の前の利用者様にじっくり向き合える事です
ゆっくりお話が聴けること、分かりやすくお話が出来る事です。
ご家族の不安や疑問、愚痴を聞いて、一緒に考えたり笑ったりできる事です。
1:1で向き合う事により、良い方向に向かっていくときにやりがいを感じます。
「ありがとう」「また来てね」と言葉を頂いた時に少し信頼を得られたようにうれしく思います。
お看取りされたご家族から「来てくれてすごく心強かった！　ありがとうございました」
と感謝のお言葉を頂けることも、次への活力になります。
やはり病院ではなく在宅でのお看取りご本人、ご家族ともに‘病院でないけど大丈夫？‘
という不安が常にありますが、‘在宅でも安心‘と思って頂けるようなサポート体制をとるという多職種連携の重要さを感じる事も多いです。
人が違えばお家も違う。病院のような一定の環境ではありませんが。それぞれ個別性を考えたケアが出来るよう、頑張っています

Q.ハートピアの森で働く事を考えている方へ一言お願いします

ご自宅への訪問は1人です。1人で判断して行動しなければなりません。
でも困った時に相談できる仲間がいます。相談しやすい訪問診療の先生もいます。
1人で悩んで負担に思う事はありません
小さな子供を持ちながら働いているスタッフもいます。小さいうちは病気も多いです。
急な休みはお互い様です。スタッフ全員でフォローできる環境と体制が整っています。
職種に関係なく、働きやすい職場です。働いてみないと実感はできませんけどね。