Topicsトピックス

続編2:100歳まで生きる人に共通する10のルール 〜健康寿命〜

こんにちは、理学療法士の近藤亮です。

前回の健康長寿者に共通する10の秘訣の続編です。

 

皆さんは「健康寿命」を考えたことはありますか?

健康寿命とは、WHO(世界保健機関)が提唱した指標で、

平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間のことです。

つまり、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことです。

日本では、なんと!!この寝たきりの期間が欧米各国と比べても長く、6年以上にわたります。

 

国は、この健康長寿を実現するため様々な政策を進めています。

1.「健康日本21」

2013年からスタートした第4次国民健康づくり運動です。

2.「特定健診・特定保健指導」 

2008年4月から、40歳以上を対象としたメタボリックシンドロームの健診および保健指導が義務化。  

3.「健康づくりのための運動基準 2006」 

2006年、健康づくりのための運動所要量が見直され、身体活動量と運動量の新基準値が設定。  

4.「健康増進法」 

2002年、国民の健康維持と現代病予防を目的として制定された法律。

 

もっと身近に考えてみましょう。

静岡県における、健康寿命の平均値(過去3回)は、

男性が72.15歳、女性は75.43歳で男女ともに全国2位となっています。

静岡県は、全国でもトップクラスの健康長寿県です。

この健康寿命を延ばすために静岡県は「ふじのくに健康増進計画」に取り組んでおり、

2013年には「健康寿命をのばそう!アワード」厚生労働省最優秀賞を受賞しています。

 

1.地場の食材が豊富で食生活が豊か

2.全国一のお茶の産地であり、日ごろからお茶をたくさん飲んでいる

3.元気に働いている高齢者が多い

4.温暖な気候からくる穏やかな県民性

 

トップクラスの健康長寿の理由はこれらの4つが考えられています。

このように静岡県はとても恵まれた社会、環境であると言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

国も県も様々な取り組みを行っています。

しかし、長寿が人生の目標ではなく、いかに人生を楽しく生きるかが大切です。

一人一人が生きがいを見出す感受性を育むことが求められているのではないでしょうか。

 

理学療法士:近藤亮

引用:静岡県ホームページ,全国トップクラスの健康寿命、厚生労働省,「第1回 健康寿命をのばそう!アワード」

お知らせ

お知らせ一覧