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#13 [家族向け] なぜ「運動量」だけでは生活は良くならないのか

こんにちは、作業療法士の近藤です。
このカテゴリーでは、
在宅生活を続けるうえでの考え方を、
できるだけわかりやすくお伝えしています。
今回は
「なぜ“運動量”だけでは生活は良くならないのか」についてです。

1.結論

たくさん運動することが、
そのまま生活の安心や楽さにつながるとは限りません。
大切なのは、
運動の量よりも“生活にどうつながっているか”です。

2.よくあるご家族の声

「たくさん運動すれば、きっと良くなりますよね?」
「運動量が多いデイのほうが安心ですよね?」
そう思われるのは自然なことです。
しかし現場では、
・デイでは元気に動けている
・帰宅後はぐったりしてしまう
・翌日は外出が減ってしまう
といったこともあります。

運動量が増えても、
生活の中で使えていなければ、

暮らしの実感は変わらないことがあります。

3.生活期リハビリの視点

生活期で大切なのは、
・家の中で安全に動けているか
・トイレや入浴が楽になっているか
・外出や役割が続いているか

といった「生活の変化」です。
運動は手段であり、
目的は生活を安定させることです。

ハートピアの森では、
必要な時期には機能回復も目指します。
ただし、
量を増やすこと自体を目的にはしません。
生活で使える動きになっているか、
疲れが残りすぎていないかを見ながら関わっています。

4.デイの選び方・使い方

運動量の多さだけでなく、
・帰宅後の様子
・翌日の活動量
・家での動きやすさ
を見てみてください。
生活が安定していれば、
その使い方は合っている可能性があります。

5.まとめ

運動量が多いことが、
必ずしも生活の改善に直結するわけではありません。

大切なのは、
生活の中でその動きが活かされているかどうかです。
在宅生活の中では、
「これで合っているのかな」と迷う場面が少なくありません。
今回の内容が、
ご本人やご家族が考える際の
一つの参考や安心材料になれば幸いです。
以上、近藤でしたっ。