#28 [ケアマネ向け] リハビリを増やすと逆効果になるケース
こんにちは、作業療法士の近藤です。
このカテゴリーでは、
生活期支援を考えるうえでの視点を整理しています。
今回は「リハビリを増やすと逆効果になるケース」についてです。
■結論
リハビリは有効な支援ですが、
量を増やすことが
必ずしも生活の安定につながるとは限りません。
状態や生活状況によっては、
関わり方を調整した方が在宅生活の維持につながることがあります。
■よくある現場の困りごと
「もう少しリハビリを増やした方がいいのでは」
このような判断は少なくありません。
・改善を期待して回数を増やす
・機能低下を防ぐ目的で頻度を上げる
・家族の安心感を目的に追加する
👉一方で、
変化が見られない、もしくは状態が不安定になるケースもあります。
■放置した場合のリスク
・疲労の蓄積
・生活リズムの乱れ
・活動の偏り
その結果、
👉生活全体の安定が崩れることがあります
特に生活期では、
“やりすぎ”が負担になることもあります。
■生活期リハの視点
重要なのは
👉「どれだけやるか」ではなく「生活につながっているか」
です。
また
👉「できるか」ではなく「生活の中で継続できているか」
という視点も必要です。
リハビリの時間だけで完結してしまうと、
生活への変化につながりにくくなります。
■リハビリを増やさない方がよいケース
・疲労が強く、日中の活動量が低下している
・リハビリ後に生活動作が減っている
・生活リズムが不安定になっている
こうした場合は、
回数や内容の見直しが必要になることがあります。
■支援・調整の考え方
・生活全体のバランスを優先する
・負担にならない範囲で関わりを調整する
・生活動作の中で活動量を確保する
👉「リハビリを増やす」ではなく
👉「生活の中で動く量をどう確保するか」が重要です。
■関わりを検討したいケース
・リハビリ後に疲労が強く出ている
・活動量がリハビリ時間に偏っている
・生活の中で動く機会が減っている
こうした状態では、
関わり方の見直しによって生活の安定につながることがあります。
■関わり方のスタンス
・状態や生活状況に応じて無理のない形で関わりを検討
・生活背景を踏まえたうえで調整
・必要に応じて他サービスと連携
こうした関わり方は、
在宅生活を維持していくうえでの一つの考え方になります。
今回の内容が、
支援を検討する際の参考になれば幸いです。
なお、
次回はご家族への説明にそのまま使える内容について整理する予定です。
以上、近藤でしたっ。




