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#31 [リハビリ職向け] 評価が合っているのに、結果が出ないと感じた瞬間

こんにちは、作業療法士の近藤です。
私はこれまで、
病院でのリハビリを経験した後、
現在は地域・生活期の分野で事業運営に関わっています。
病院と地域では判断軸が大きく変わりました。
今回は「評価が合っているのに、結果が出ないと感じた瞬間」について整理します。
これは、
正解を示すための記事ではなく、
現場で迷ったときに立ち戻る
一つの判断視点として読んでもらえたらと思います。

■結論

評価が合っているのに結果が出ない場合、
問題は評価ではなく「生活へのつなぎ方」にあることが多いです。
機能の理解と、生活の変化は一致しないことがあります。

■病院との違い/現場の葛藤

病院では
・評価 → 介入 → 改善
この流れが成立しやすいです。
一方、生活期では
・評価は合っている
・介入も適切
・でも生活が変わらない

という場面に直面します。
例えば
・筋力は改善している
・可動域も広がっている
・でも外出は増えない
👉ここに違和感を持つ場面は少なくありません。

■判断軸

このとき重要なのは
👉「できるようになったか」ではなく
👉「生活の中で使われているか」
という視点です。

さらに
👉「その動作に意味があるか」
も重要になります。
・できるけど使わない
・使う場面がない
・やる理由がない

この状態では、
どれだけ評価が正確でも結果は出ません。

■経営・組織視点

このズレは個人の問題ではなく、
仕組みの問題として捉える必要があります。
・評価はできている
・介入もできている
・でも生活に反映されていない
👉これは
・目標設定
・関わり方
・サービス設計
にズレがある可能性があります。
つまり
👉「機能回復を目的にしている組織」
👉「生活変化を目的にしている組織」
で結果は大きく変わります。

■まとめ

評価が合っているのに結果が出ないときは、
評価を疑うのではなく、
生活との接続を見直す必要があります。
リハビリ職として現場に立っていると、
判断に迷う場面は少なくありません。
今回の内容が、
現場で迷ったときに立ち戻る
一つの判断視点になれば幸いです。
以上、近藤でしたっ。