#39 [リハビリ職向け] 退院=ゴールだと思っていた頃の自分
こんにちは、作業療法⼠の近藤です。
私はこれまで、
病院でのリハビリを経験した後、
現在は地域・⽣活期の分野で事業運営に関わっています。
病院と地域では判断軸が⼤きく変わりました。
今回は「退院=ゴールだと思っていた頃の⾃分」について整理します。
これは、
正解を⽰すための記事ではなく、
現場で迷ったときに⽴ち戻る
⼀つの判断視点として読んでもらえたらと思います。
■結論
以前の私は、
退院を⼀つの到達点として考えていました。
しかし地域で⽀援に関わるようになり、
退院はゴールではなく、
⽣活が始まるスタート地点であると強く感じるようになりました。
■病院との違い/現場の葛藤
病院では
・歩⾏が安定する
・ADL が⾃⽴する
・安全に退院できる
こうした状態が整うと、
⼀つの区切りとして退院になります。
その頃の私は、
「ここまで回復したなら⼤丈夫だろう」
と考えていました。
しかし地域で関わるようになると、
・外出しなくなる
・活動量が減る
・⽣活範囲が狭くなる
といった場⾯に出会います。
動作としてはできているのに、
⽣活の中では使われていない。
このギャップに気づいたとき、
退院の意味を考え直すようになりました。
■判断軸
⽣活期で⼤きく変わったのは
👉**「できるか」ではなく「⽣活で続くか」**
という視点です。
例えば
・歩ける → でも外出していない
・家事ができる → でもやっていない
・ADL ⾃⽴ → でも⽣活が単調
このように、
👉動作の獲得
👉⽣活の実⾏
は別の問題になります。
⽣活期では、
・⽣活習慣
・役割
・環境
といった要素も含めて考える必要があります。
■経営・組織視点
この視点は、
個⼈の技術だけではなく
組織の考え⽅にも影響します。
もし⽬的が
・機能回復
・動作改善
だけであれば、
退院は⼀つのゴールになります。
しかし
・在宅⽣活の継続
・⽣活の安定
を⽬的とするなら、
👉退院後の⽣活を⾒据えた関わりが必要になります。
つまり
👉機能を整えるリハビリ
と
👉⽣活を⽀えるリハビリ
では、
⽬標設定も関わり⽅も変わってきます。
■まとめ
退院は、
リハビリの終わりではなく
⽣活の始まりです。
動作としてできることと、
⽣活の中で続くことは
必ずしも⼀致しません。
リハビリ職として現場に⽴っていると、
判断に迷う場⾯は少なくありません。
今回の内容が、
現場で迷ったときに⽴ち戻る
⼀つの判断視点になれば幸いです。
以上、近藤でしたっ。




