#54 [リハビリ職向け] 病院で身につけた視点を、どう手放したか
こんにちは、作業療法⼠の近藤です。
私はこれまで、
病院でのリハビリを経験した後、
現在は地域・⽣活期の分野で事業運営に関わっています。
病院と地域では判断軸が⼤きく変わりました。
今回は「病院で⾝につけた視点を、どう⼿放したか」について整理します。
これは、
正解を⽰すための記事ではなく、
現場で迷ったときに⽴ち戻る
⼀つの判断視点として読んでもらえたらと思います。
■結論
病院で⾝につけた視点は、
リハビリ職としてとても重要な基礎です。
ただ、地域の現場では
その視点だけでは⽣活を⽀えきれない場⾯があります。
そのため、私は
「捨てる」のではなく
視点を広げる形で考え⽅を変えてきました。
■病院との違い/現場の葛藤
病院では
・評価をする
・問題点を抽出する
・機能改善を⽬指す
という流れでリハビリが進みます。
例えば
・筋⼒を上げる
・可動域を広げる
・歩⾏を安定させる
こうした⽬標に向かって
訓練を積み重ねていきます。
しかし地域では
・評価は合っている
・訓練も適切
・それでも⽣活が変わらない
という場⾯に出会います。
例えば
・歩けるのに外出しない
・⽴てるのに家事をしない
・動作はできるのに⽣活が広がらない
このとき、
「評価が間違っているのか」
と考えることもありました。
■判断軸
地域の現場で感じたのは
👉**「できること」と
👉「⽣活で使われること」**
は別の問題だということです。
例えば
・歩⾏が可能
・⽴ち上がりも問題ない
それでも
・外出しない
・⽣活範囲が狭い
というケースは珍しくありません。
⽣活期では
👉**「できるか」ではなく
👉「⽣活で続くか」**
という視点が重要になります。
さらに
・⽣活習慣
・環境
・役割
といった要素も、
⽣活に⼤きく影響します。
■経営・組織視点
地域の現場では
リハビリ職の役割も変わります。
機能改善だけではなく
・⽣活の崩れを予測する
・環境を調整する
・家族との関わりを整理する
といった関わりが求められます。
つまり
👉⾝体機能を⾒る視点に加えて
👉⽣活を⾒る視点
が必要になります。
これは個⼈の技術だけではなく、
組織としての考え⽅にも影響します。
■まとめ
病院で⾝につけた視点は、
リハビリ職として⼤切な基礎です。
ただ、地域の現場では
それだけでは⽣活を⽀えきれない場⾯があります。
機能だけでなく
・⽣活
・環境
・役割
を含めて考えることで、
⽣活期の⽀援は⼤きく変わります。
リハビリ職として現場に⽴っていると、
判断に迷う場⾯は少なくありません。
今回の内容が、
現場で迷ったときに⽴ち戻る
⼀つの判断視点になれば幸いです。
以上、近藤でしたっ。




