#72 [疾患別リハビリ] 認知症初期の方にデイが必要な理由
こんにちは、作業療法士の近藤です。
このカテゴリーでは、
疾患や症状に対して
「生活の中でどう支えるか」という視点で整理しています。
今回は「認知症初期の方にデイが必要な理由」についてです。
■結論
認知症初期では、
生活のリズムや行動の変化が少しずつ現れ始めます。
この段階で関わることで、
生活の安定を保ちやすくなります。
■危険
認知症初期では大きな問題が目立ちにくいため、
・対応が遅れる
・様子を見る期間が⻑くなる
といったことが起こりやすくなります。
その結果
・外出機会の減少
・活動量の低下
・生活リズムの乱れ
につながることがあります。
■注意
この段階では
・会話ができる
・日常生活がある程度できる
・大きな問題がないように見える
ため、変化が見逃されやすいです。
ただ実際には
・同じ行動が増える
・外出を避けるようになる
・やることが減ってくる
といった変化が出てきます。
👉**「できているように見えるが、変化は始まっている」**状態です。
■なぜこのような症状が起きるのか
認知症初期では
・記憶の低下
・注意力の低下
・段取りの難しさ
が少しずつ出てきます。
そのため
・外出の準備が面倒になる
・人との関わりを避ける
・活動の幅が狭くなる
といった変化が起きます。
また
・失敗を避けようとする
・自信がなくなる
ことも影響し、
行動が減っていきます。
■生活の中で実際に起きていること
現場では
・買い物に行かなくなる
・趣味をやらなくなる
・家の中で過ごす時間が増える
といった変化が見られます。
また
・同じテレビを⻑時間見る
・外に出るきっかけがなくなる
といった状態も増えてきます。
👉「できるけど、やらなくなる」状態です。
■このまま進むとどうなるか(予測)
この状態が続くと
・活動量の低下
・生活リズムの崩れ
・社会的な関わりの減少
につながります。
さらに
・認知機能の低下が進む
・できることが減る
・外出がほとんどなくなる
といった状態になることがあります。
👉早い段階での関わりが重要になります。
■できること
生活の中では
・外に出る機会を作る
・人と関わる時間を持つ
・生活のリズムを整える
ことが大切です。
デイサービスでは
・定期的な外出の機会
・人との交流
・生活の中での活動
が確保されます。
👉「特別なこと」ではなく
👉生活を維持する関わりになります。
■まとめ
認知症初期は
・大きな問題が目立たない
・変化が分かりにくい
時期ですが、
👉生活は少しずつ変わり始めています。
そのため
・早めに関わる
・生活のリズムを整える
・外に出る機会を作る
ことが重要になります。
疾患や症状があっても、
生活の中でできる工夫や関わり方は必ずあります。
今回の内容が、
在宅生活を考えるうえでの
具体的なヒントになれば幸いです。
以上、近藤でしたっ。




