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#77 [疾患別リハビリ] 脳梗塞 退院後3か月で変わる身体の差

こんにちは、作業療法士の近藤です。

このカテゴリーでは、
疾患や症状に対して
「生活の中でどう支えるか」という視点で整理しています。

今回は「脳梗塞 退院後 3 か月で変わる身体の差」についてです。

■結論

脳梗塞後の退院から 3 か月は、
生活の中での過ごし方によって身体機能や生活動作に差が出やすい時期です。

この期間の関わり方が、その後の生活に影響します。

■危険

この時期に
・動く量が少ない
・生活リズムが不安定
・活動機会が少ない

状態が続くと
・筋力低下
・動作のぎこちなさ
・生活範囲の縮小

につながります。

結果として
👉回復が止まったように感じる
ことがあります。

■注意

退院直後は
・病院で動けていた
・リハビリも順調だった
という状態でも、
👉自宅では活動量が下がる
ケースが多くあります。

また
・無理をして疲れる
・逆に動かなくなる
といった偏りも起きやすいです。

👉「退院=安定」ではない点が重要です。

■なぜこのような差が生まれるのか

脳梗塞後は
・回復しやすい時期(可塑性)
・身体の使い方が再学習される時期

です。

この時期に
・どのように体を使うか
・どれだけ動くか
によって
👉良い使い方が定着するか
👉悪い使い方が定着するか
が分かれます。

また
・疲労
・意欲の低下
・環境の影響
も関係し、
👉生活の質に差が出てきます。

■生活の中で実際に起きていること

現場では
・歩けていたが徐々に歩く距離が減る
・片側ばかり使うようになる
・動作が雑になる

といった変化が見られます。

一方で
・毎日少しずつ外に出ている
・生活の中で体を使っている
ケースでは
👉動きが安定してくる
傾向があります。

■このまま進むとどうなるか(予測)

この 3 か月間の過ごし方によって
・動ける範囲が広がる
・逆に制限される

といった差が出ます。

さらに進むと
・外出できる人
・家の中中心になる人

といった生活の差につながります。

👉この時期の差は、その後も残りやすいです。

■できること

生活の中では
・毎日体を使う機会を作る
・無理のない範囲で継続する
・生活動作の中で体を使う

ことが重要です。

また
・外出機会を持つ
・人と関わる

ことで活動量を維持しやすくなります。

さらに
・デイサービスの利用
・生活リズムの固定
も有効です。

■まとめ

脳梗塞後の退院から 3 か月は
・体の使い方
・活動量
・生活環境
によって差が出る時期です。

そのため
・生活の中で体を使う
・継続する
・環境を整える
ことが重要になります。

疾患や症状があっても、
生活の中でできる工夫や関わり方は必ずあります。

今回の内容が、
在宅生活を考えるうえでの
具体的なヒントになれば幸いです。

以上、近藤でしたっ。