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#16 [ケアマネ向け] リハビリ=運動ではないと考える理由

こんにちは、作業療法士の近藤です。
このカテゴリーでは、
生活期支援を考えるうえでの視点を整理しています。
今回は
「リハビリ=運動ではないと考える理由」についてです。

1.結論

生活期においてリハビリは、
運動量の確保ではなく、
生活機能の安定と再構築を目的とする支援です。

2.現場でよくある状況

デイサービスの説明では、
・マシンの種類
・運動時間
・実施回数
が強調されることがあります。
しかし、
・ADLへの転移が乏しい
・疲労により在宅活動量が低下する
・転倒リスクが変わらない
といったケースも少なくありません。
運動量と生活安定は、必ずしも比例しません。

3.生活期リハビリの視点

生活期では、
・動作の質
・安全性
・疲労管理
・環境適応
を含めた総合的な視点が必要です。
リハビリとは、
・立ち上がりが安定する
・歩行が安全になる
・活動量が生活の中で保てる

状態をつくることです。

ハートピアの森では、
機能回復が期待できる時期には積極的にアプローチします。
ただし、
運動量の増加をゴールには設定しません。
生活への反映を前提に負荷と内容を調整します。

4.支援調整の視点

サービス調整時には、
・生活動作への影響
・在宅活動量
・家族負担
・日内変動
を確認することが重要です。
「どれだけ運動したか」ではなく、
「生活がどう変わったか」を指標とします。

5.まとめ

リハビリは運動そのものではなく、
生活を安定させるための手段です。

生活期の支援では、
一つの正解よりも、状況に応じた判断が求められる場面が多くあります。
今回の内容が、
支援調整やサービス選択を考える際の
一つの視点としてお役立ていただければと思います。
以上、近藤でした