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#63[リハビリ職向け] 「自分が動いた方が早い」の落とし穴

こんにちは、作業療法士の近藤です。

私はこれまで、
病院でのリハビリを経験した後、
現在は地域・生活期の分野で事業運営に関わっています。

病院と地域では判断軸が大きく変わりました。

今回は「自分が動いた方が早い、の落とし穴」について整理します。

これは、
正解を示すための記事ではなく、
現場で迷ったときに立ち戻る
一つの判断視点として読んでもらえたらと思います。

■結論

「自分が動いた方が早い」という判断は、短期的には正しい場面があります。

ただし、それを続けると
組織としての成⻑や安定を止めてしまうことがあります。

■病院との違い/現場の葛藤

臨床では
・自分が動く
・自分が判断する
・自分が結果を出す

という関わり方が求められる場面が多くあります。

そのため、
「自分がやった方が早い」
「自分がやった方が確実」
という思考は自然に身についていきます。

一方で、組織を任される立場になると
・スタッフに任せる
・全体を回す
・再現性を作る
といった役割が求められます。

このとき、
👉任せるより自分がやった方が早い
という場面に多く直面します。

■判断軸

このとき重要なのは
👉**「今の最速」ではなく
👉「組織としての最短距離」**
という視点です。

例えば
・自分がやれば早く終わる
・でも他の人は経験できない
という状態が続くと
・育たない
・任せられない
・結果として自分が抱え続ける
という構造になります。

■経営・組織視点

「自分が動く」ことが続くと
・属人化が進む
・判断が一人に集中する
・現場が止まりやすくなる
といったリスクがあります。

一方で
・任せる
・仕組みを作る
・判断基準を共有する

ことで
👉誰がやっても回る状態
に近づいていきます。

これは
👉「効率を下げる」のではなく
👉**「⻑期的な効率を上げる」ための投資**
になります。

■まとめ

「自分が動いた方が早い」は、
現場ではよくある判断です。

ただし、それを続けると
・人が育たない
・任せられない
・組織が止まる
という状態につながることがあります。

短期的な速さと、
⻑期的な安定は必ずしも一致しません。

リハビリ職として現場に立っていると、
判断に迷う場面は少なくありません。

今回の内容が、
現場で迷ったときに立ち戻る
一つの判断視点になれば幸いです。

以上、近藤でしたっ。