#78 [疾患別リハビリ] パーキンソン病 家族ができる声かけ
こんにちは、作業療法士の近藤です。
このカテゴリーでは、
疾患や症状に対して
「生活の中でどう支えるか」という視点で整理しています。
今回はパーキンソン病における
「家族ができる声かけ」についてです。
■結論
パーキンソン病では、
声かけの仕方によって動きやすさが大きく変わることがあります。
そのため、
急かすのではなく、
動きやすいタイミングと伝え方が重要になります。
■危険
声かけの仕方によっては
・動きが止まる
・焦って転倒する
・本人のストレスが増える
といったことが起こります。
特に
・急かす
・一度に複数の指示を出す
といった関わりは注意が必要です。
■注意
パーキンソン病では
・ゆっくりなら動ける
・タイミングが合えば動ける
ことが多くあります。
そのため
👉「できるのにやらない」ように見える
ことがありますが、
👉実際には「動き出しにくい」状態です。
■なぜこのような状態が起きるのか
パーキンソン病では
・動き出しの指令が出にくい
・リズムを作るのが難しい
・動作の切り替えが苦手
といった特徴があります。
そのため
・一歩目が出ない
・途中で止まる
・動きが小さくなる
といったことが起こります。
👉外からの“きっかけ”があると動きやすくなるのが特徴です。
■生活の中で実際に起きていること
現場では
・「立って」と言われても動けない
・歩き出しで足が出ない(すくみ足)
・急に方向転換すると止まる
といった場面が見られます。
また
・急がされると余計に動けなくなる
・人が多いと動きが止まる
といったこともあります。
■このまま進むとどうなるか(予測)
この状態が続くと
・転倒が増える
・動くことへの不安が強くなる
・活動量が減る
といった変化が起きます。
さらに
・外出機会の減少
・生活範囲の縮小
につながり、
👉在宅生活の維持が難しくなる可能性があります。
👉声かけ一つで結果が変わることがあります。
■できること(具体的な声かけ)
声かけは
👉短く・具体的に・一つずつ
がポイントです。
✔良い例
・「1、2、1、2」
・「右足から出しましょう」
・「ここまで来ましょう」
👉リズムや目標を作る
✔タイミング
・動く前に一呼吸
・準備できてから声かけ
✔関わり方
・急がせない
・焦らせない
・できた動きを認める
✔環境も大切
・床に目印を置く
・動線をシンプルにする
👉声かけ+環境で動きやすくなる
■まとめ
パーキンソン病では
・動き出しにくさ
・リズムの作りにくさ
が影響します。
そのため
・短く分かりやすい声かけ
・タイミングを合わせる
・安心できる関わり
が重要になります。
疾患や症状があっても、
生活の中でできる工夫や関わり方は必ずあります。
今回の内容が、
在宅生活を考えるうえでの
具体的なヒントになれば幸いです。
以上、近藤でしたっ。




