#80 [疾患別リハビリ] パーキンソン病とパーキンソン症候群 病状や対応方法の違いについて
こんにちは、作業療法士の近藤です。
このカテゴリーでは、
疾患や症状に対して
「生活の中でどう支えるか」という視点で整理しています。
今回はパーキンソン病と
パーキンソン症候群の
「病状や対応方法の違い」についてです。
■結論
パーキンソン病とパーキンソン症候群は見た目の症状は似ていますが、
進行の速さや薬の効き方、生活への影響が異なります。
そのため、
同じ対応ではなく、状態に合わせた関わりが重要になります。
■危険
違いを理解せずに関わると
・適切な支援ができない
・転倒リスクの見落とし
・状態の悪化
につながることがあります。
特に
・パーキンソン病だと思って対応しているが実は症候群だった
というケースでは
👉予測が外れる
ことがあります。
■注意
両者ともに
・動きが遅くなる
・歩きにくい
・すくみ足
といった症状が見られます。
そのため
👉見た目では区別がつきにくい
です。
ただし
・薬の効き方
・進行のスピード
・姿勢の特徴
に違いがあります。
■なぜこのような違いが起きるのか
パーキンソン病は
・脳内のドーパミンの減少
が主な原因で、
👉薬が効きやすい
特徴があります。
一方でパーキンソン症候群は
・脳の別の部位の障害
・複数の原因
によって起こるため、
👉薬の効果が弱い、または不安定
なことが多いです。
そのため
・進行が早い
・バランス障害が強い
といった特徴が出やすくなります。
■生活の中で実際に起きていること
✔パーキンソン病
・薬が効くと動きやすくなる
・時間帯によって動きが変わる
・すくみ足が出る
✔パーキンソン症候群
・常に動きにくい
・転倒が早期から多い
・姿勢の崩れが強い
👉特に
・後ろに倒れる
・急にバランスを崩す
といった場面が見られます。
■このまま進むとどうなるか(予測)
パーキンソン病では
・薬の効きに左右されながら進行
・動ける時間と動きにくい時間が出る
パーキンソン症候群では
・転倒が早期から増える
・生活機能の低下が早い
👉在宅生活の維持が難しくなる可能性が高いです。
👉早めの環境調整が重要になります。
■できること
✔共通
・急がせない
・動作を分ける
・環境を整える
✔パーキンソン病
・薬のタイミングに合わせて動く
・リズムを使った声かけ
・外出機会の確保
✔パーキンソン症候群
・転倒予防を優先
・環境調整を強化
・無理な活動は避ける
👉「改善」より
👉**「安全と安定」重視**
■まとめ
パーキンソン病とパーキンソン症候群は
・見た目は似ている
・しかし中身は異なる
疾患です。
そのため
・進行の予測
・対応の優先順位
を変える必要があります。
疾患や症状があっても、
生活の中でできる工夫や関わり方は必ずあります。
今回の内容が、
在宅生活を考えるうえでの
具体的なヒントになれば幸いです。
以上、近藤でしたっ。




